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舞踊団のダンサーさんからドゥグティギと呼ばれる

2月11日(金)

クスイさんと同室になって、 今まで一人でのんびりして過ごしていた生活ペースが少し変わった。鍵は一部屋にひとつなので、お互いに持ち合って使わなければならず少し不便に感じるが、 部屋に戻って話し相手がいるというのもいいものだ。7時に目が覚めて、クスイさんはまだ眠っていたので、起こさないで梅ちゃんと昨日撮ったジェンベレッスンのビデオをみながら、少しジェンベの予習をする。

その後、みんなで朝食をとってワーク開始。
今日からクスイさんが加わってジェンベクラスは5人となった。今日は僕は右端に座って叩いた。いつも真ん中の席で先生と向き合って叩くことが多かったため緊張してうまく手順がつかめないことが多いが、ちょっと座る位置を変えると先生の視線があまり気にならないので、多少冷静に先生の手順を観察できる。先生に見てもらいたい時は真ん中の席、冷静に叩きたいときは端の席に座るというのはなかなかいい選択かもしれない。

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バラフォンワークは昨日に続いてジャウラ。ジャウラとはバンバラ語でダンサーという意味だそうだ。明るく軽快なメロディで僕の好きな曲。今日はジャウラのセカンドアコンパイマを教えてもらう。さっそく昨日届いた自分のバラフォンで演奏してみる。モリ先生は左利きなので僕と対面して演奏してくれるのは非常にありがたいのだけれど、先生のバラフォンと僕の買ったバラフォンのキーの位置が違うためビデオにとっても後でそれを見て練習するときに少し困ることがわかった。来週からビデオの時に先生に僕のバラフォンで演奏してもらえるようにダラさんに頼んでみようかと思う。

ダンスクラスは、スヌーの最終ふりつけのおさらい。その後、歌を含め実際のステージを意識した歌も入った構成ででみんなで列を作ってフォーメーションを決めてスヌーとマダンを踊った。部屋の入り口から入場して最後に部屋を出て終わるという本格的な演出で太鼓隊との連携も非常に意識した内容であった。アイシンさんはきっと一週間のワークの成果を表現したかったのだろう。終わった後みんなで集合写真を撮った。

夕食がすんだ後、ダラマンさんが僕たちを結婚式のイベントに連れていってくれた。聞くところによると実際の結婚式の前の前夜祭的なイベントで、舞踊団のダンサーも来ていてなかなかにぎやかなイベントだった。日光が僕のことをドゥグティギ(村長)とダンサーに紹介したらしくて、僕のところにやってきた女性からいきなりドゥムニケと言われびっくりした。舞踊団の人たちはとても陽気でいっもこういった冗談を言いながらきゃあきゃあと騒ぐのが好きらしい。

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イベントではいつもダラマンさんが中心にいて、その存在感は際だっていた。みんなからダラマンと声をかけられ、ファンクラブからプレゼントされた赤い服を着て颯爽とドゥンドゥンを叩くその姿はとても誇らしげでもあり、グリオとはこういうものだということを僕たちに教えてくれた気がした。
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by danpeo | 2011-10-17 22:54

皆でCDを買いに街へ出かける

2月10日

6時半起床。
昨日から読みだした「容疑者xの献身」の続きを読む。
7時を過ぎた頃、部屋の窓を開いて外を眺めて見ると、通りにはかなりの人が歩いている。水が入ったバケツや物を頭に乗せて歩く女性やその手伝いをする子供達。山羊の世話をする人。バイクに乗って走っている人。外にでて友達と遊んでいる子供達もいる。これから学校に行くのだろうか。

東京の朝の風景と違うのは、前にも書いたが子供や若い人たちが目立つことだ。東京のように仕事に向かう通勤者の風景はまったくみられず、家畜の世話をしたり、物を売ったりしながら家族や生活のために働いている人が多いことだ。

さて、今日でワークショップ4日目となる。ダラマンさんが僕に昨日オーダーしたバラフォンが今日届くと教えてくれた。バラフォンが届くまで一週間かかるのを覚悟していたがすごく早く作ってくれるのでびっくりしたが、たまたま在庫があったからとのことだった。それからクスイさんが今夜バマコに到着する。

バラフォンは僕がダンスクラスを受けているときに届いた。ダンスを受けながら早く音を出したくて気持ちがそわそわしていたが、レッスンが終わったあとで、さっそく音を出してみると音色、音階ともに問題はなかった。あとはこのバラフォンにあうケースをオーダーしないといけない。

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ダンスクラスが終わった後、スタジオに一人残ってバラフォンを弾いていると、日光がみんなで今からCDを買いに行くので一緒に行かない?と誘いにきた。たくみさんがバイクでタクシー二台を探してくれてみんなでバマコの中心街にあるCD屋さんまで繰り出した。ダラマンさんがCDを録音したというスタジオと道路をはさんで向えにあるCD屋さんがあいにく定休日で開いていなかったため、そこから歩いていける距離にある別の店に行って、マリのアーティスト達のCDを5枚購入した。みんなであわせて19枚まとめ買いしたのでたくみさんが交渉してくれて一枚2500CFAのCDを2000CFAにディスカウントしてもらった。2000CFAは約400円だから日本に較べるとむちゃくちゃ安い。買ったCDは日本に帰ってから聴いたのだけれど、どれも素晴らしい曲ばかりだったので、こんなことならもっと購入すれば良かったと思った。

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ゲストハウスに戻ってみんなで夕食をとっていると、空港へクスイさんを迎えに行ったダラマンさんからたくみさんに電話があって、クスイさんの飛行機の到着が5時間遅れで明日の1時40分の到着になるそうだ。クスイさんには申し訳ないけれど先に休むことにする。

結局、クスイさんは次の日の午前3時過ぎに到着した。5時間遅れで到着したが、ダラマンさんが迎えに来てくれていたそうだ。まぁとにかく無事に到着して良かった。今日からクスイさんと同室になる。
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by danpeo | 2011-10-16 20:31

マイバラフォンをオーダーする

2月9日

昨日は久しぶりに早く寝たので今朝は早く目が覚めた。
いつもコーランの祈りが4時頃になるとどこからともなく聞こえてきて自然と目が覚めてしまう。この国にイスラム教の信者がたくさんいることを実感する瞬間だ。
こういう時は、無理に眠ろうとしないで、屋上に出て星を眺めて少しリラックスすると気持ちが安らぐ。空が明るくなってきたら、屋上にあるビーチチェアで寝そべりながら日本から持ってきた東野圭吾の小説を読んだ。

7時になったので朝シャワーを浴びてさっぱりするとすぐに朝食の時間だ。朝はフランスパンとコーヒー。それに昨夜の夕食の残りのシューという豆料理をサンドイッチにして食べる。こちらの食事にもしだいになれてきたが、いつもダラマンがもう少しどうだと勧めるのでついつい食べ過ぎてしまう。

今日は早起きして少し気持ちの余裕があるから、朝のジェンベレッスンの前に昨日撮影したビデオを再生し音を確認しながら、ソロフレーズの予習する。ゆりちゅんが一緒につきあってくれる。僕は手順がなかなか頭に入らないほうなのでこうやって予習しないとみんなについていけない。マカンさんは毎日スクとダンサのソロをどんどん付け足してゆく。
日本では考えられないペースだ。ジェンベが終わるとすぐにバラフォンの先生が来ていて屋上に上がってレッスン開始。今日はクランジャンを少しおさらいして、新しい曲バイユーを教えてもらう。リズム感のある曲で僕は好きだ。バラフォンがますます好きになっていく。

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実は、昨日くみちゅんにバラフォンを買った場合、どうやって日本に持って帰ったらよいか相談した。くみちやんは二年前に僕と同じようにマリでバラフォンのワークを受けてバラフォンを買って持って帰った経験がある。
だから彼女に聞けばどうやって楽器を持って帰ったら良いのかわかるのではと思った。なるべく堅いケースに入れてひょうたんの部分にTシャツを詰めれば大丈夫とのこと。日本で買えばおそらく安くても7万円以上はするマリのバラフォンがこちらでは150000CFA(およそ3万円)で買えるのだ。多少荷物の重量オーバーのフィーを支払っても絶対に買って持ち帰る価値はある。お昼ごはんの後、ダラさんにバラフォンを買いたいと伝えると、頼むなら早いほうがいいとのこと。普通はだいたいオーダーして一週間ほどで作ってくれるそうだ。これはもう買うしかない。重いけれどがんばって持って帰ろう。僕は決心してダラさんににバラフォンをオーダーした。

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今日はクラスが終わったあとダラにお願いして、サイバーカフェに連れていってもらう。
はじめて地元の人達が普段乗るソトラマ(乗り合いバス)に乗る。料金は100CFA。日本円にすると20円。とても安い。大通りに出る前の商店街のある場所で降りて、店まで少し歩く。
サイバーカフェにはPCが7台あった。くみちゃんはPCを持ってきているので回線を使わせてもらうのだが、料金は30分200CFA。 1時間で300CFAとPCを借りても値段は変わらない。しかし回線がおそらくダイアルアップ回線かADSLのためページを開くのにかなり時間がかかる。日本ですぐにページが立ち上がるのに比べるとずっと待たされるのはつらい。10年以上前の日本のインターネット環境を思いだす。それでもミクシの自分のホームに繋がった時は嬉しかった。とてもネットゲームはできないけれど、日本のニュースを読んだり、日記を更新することができた。
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by danpeo | 2011-10-15 11:26

ワークショップ2日目

2月8日

今日もマカン先生、モリ先生、ダンスのアイシン先生のワークを受ける。

ジェンベはスクに新しいソロフレーズが追加された。ソロフレーズはたくさんのパターンを次々に教えてくれるのはありがたいのだけれど、日本で受けるワークと違って休憩がなくどんどん進んで行くので、なかなか頭にはいらない。というかレッスンについてゆくだけでもやっとでまだリラックスして叩く余裕がないのだ。

バラフォンは昨日に続きクラジャン。
初日のアコンパイマはすぐにマスターできたのだけれど、2日目にはそのアコンパイマに右手のフレーズが加わって両手のバランスが微妙に変化するため、結構難しい。
もちろんはじめて2日目でうまく演奏しようとするのは難しいのだろうけれけど、うまく弾けなくて少し凹む。

ダンスワークは昨日にひき続きマダン。
あたらしい振りが追加された。ダンスはジェンベやバラフォンよりも僕的にはリラックスして踊れるので楽しい。スタジオの真ん中にある柱がちょっと邪魔だが、僕はアイシン先生の左側(楽団側)で踊るのが定位置になってしまった。

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ワークを行うスタジオへ向かう階段の壁にはカラフルなイラストが描かれていて楽しい。毎日ワークへ向かうのが楽しくなる。

今日は夕食を食べたあと、疲れがでたせいかすぐに横になり朝までぐっすり眠る。
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by danpeo | 2011-10-13 22:38

いよいよワークショップ開始

2月7日

今日からダラマン・ジャバテツアー2011のワークショップがはじまった。僕たちが宿泊しているゲストハウスには講師の先生方がたくさんの集まって来て、ワークが行われる屋上はあちこちでジェンベやドゥンドゥンやバラフォンの音が響きわたり音楽に溢れたパラダイスのようだった。

僕は今回のツアーでジェンベ、バラフォン、ダンスの3科目をとっているので、朝一番にジェンベ、そのあとバラフォン、お昼を食べたあとダンスというスケジュールを毎日こなすことになる。僕がバラフォンのレッスン(完全なプライベートレッスンだった)を受けている時に、ゆうすけはギター、梅ちゃんたちはカスンケドゥンドゥンといった具合に皆違ったメニューをこなしている。そのあとくみちゃんと梅ちゃんが歌を習う。
夕方までひっきりなしに楽器の音が鳴り響き、ミュージシャン達に囲まれ過ごすことができるのは日本では絶対に考えられない贅沢な環境だ。

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最初にジェンベを教えていただくマカン・コネ先生。
このクラスに参加している生徒は梅チャン、ゆうすけ、ゆりちゃんと僕の4人(後からクスイさんも加わり5人になるが)だ。ワーク最初のレッスンということもあって僕たちも緊張している。曲はダンサからスタートし後半からはスクに。僕は途中でジェンベの手順がうまく理解できず、時々先生が僕の後ろに来ては手を持って直してくれる。そういえば代々木のオリセンでサールさんのワークでも同じように後ろから手をつかまれて叩き方を教わったのを思いだした。僕のようなレベルの受講者にも気をつかってくれるのは大変うれしいことなのだが、頭がいっぱいいっぱいでなかなかうまくいかない。

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ジェンベのワーク終了後、休憩の間もほとんどなくバラフォンのモリ先生のレッスン。
モリ先生は、グリオの出身で5歳からバラフォンを弾いているそうだ。クランジャンという曲を教えてくれる。ジェンベでいえばアコンパイマ(伴奏)を延々とやって先生がソロを演奏するというパターンだ。ジェンベと一緒でお互いのリズムがグルーブするととても気持ちよい。
みんなでお昼ごはんを食べた後は、午後2時過ぎからアイシン先生のダンスクラス。
生徒はくみちゃんとゆりちゃんと僕の3人。後から日光が加わる。
アイシン先生は、どこかで見た事があるなと思ったら、日曜日に行った結婚式で踊っていた。マリ国立舞踊団の現役バリバリ先生なのだ。ちょっとぽっちゃりしているがさすがプロのダンサーだけあってからだの動きはしなやかだ。時々ニコッとする笑顔が可愛い。初日はマダンを踊る。

初日はワークであまりにもいろいろ詰め込みすぎたせいか、ダンスを受けたあとシャワーを浴びて洗濯したら、疲れて部屋で眠ってしまった。

日光の夕食だよ〜という声で起こされた。食事をした後、けんちゃんの体調が悪くなって熱もあるので、ダラマンさんがタクシーを呼んでくみちゃんと一緒に病院に連れていった。彼らが戻るまでみんな心配して待っていたが、マラリアにかかる前の症状ではないかという医師の診断で、とりあえず薬を処方してもらいしばらく安静にすることになった。けんちゃんは人一倍練習熱心で結婚式でもカスンケドゥンドゥンをたたいていたそうだから、きつと疲れがでたのだろう。

変な時間に眠ったせいか、目が覚めてこの夜はついに一睡もできなかった。
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by danpeo | 2011-10-12 23:32

ラミンさんのとりしきる結婚式に連れていってもらいいきなりダンスを踊る

2月6日(日) 朝7時に起床。

昨夜遅く着いたので、先にこのゲストハウスに来ているみんなと挨拶し一緒に食事をとる。昨日からたくみさんと日光が加わって、僕たち日本人のパーティーは、けんちゃん、くみちゃん、梅ちゃん、ゆうすけ、ゆりちゃん、僕の8名になった。

明日からレッスンということもあり、みんな日曜日をそれぞれのプランで過ごす予定という。けんちゃんとくみちゃんとゆうすけはサールさんのとりしきる結婚式へ。たくみさんと日光と梅ちゃんはラミンさんのとりしきる結婚式へ。ゆりちゃんはダラマンさんのとりしきる結婚式へというプランだったが、結局ダラマンさんがラミンさんのとりしきる結婚式に合流することになり、サール組とラミン組に分かれて行動することになった。僕はダラマンさんとラミンさんのほうに連れていってもらうことにした。

通りに出てタクシーを見つけるまでみんなで歩く。通りに出ると昨夜のしずかな街が、カラフルで喧噪感あふれる通りに変貌していた。道路は未舗装で赤土のうえを子供たちが走り回っている。とにかく若者が多いことに驚かされる。高齢化で子供の姿をほとんど見ない日本とは対照的だ。道を山羊が歩いている。バイクが多い。車と人が混沌としたカオスの中で同居している。
これこそがアフリカなのだ。
僕はそのあまりにものアフリカのパワーに新鮮な驚きを感じるとともに圧倒された。

僕たちはタクシーをつかまえて、ダラさんのバイクにはゆりちゃんが乗って、僕たちは結婚式の会場まで繰り出す。
途中、市場があった。祭日のせいか多くの人でにぎわっていた。
会場に近づくとジェンベやドゥンドゥンのリズムが響きわたってすぐにラミンさんたちの楽団を見つけることができた。そこでラミンさんのツアーで来ている京都の容くん、まこちゃんや宮崎のももさん達と合流して僕たちは結婚式を一緒に楽しんだ。

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特にダンサーさんが着飾って踊るマリの結婚式は素晴らしかった。マリの結婚式は今までYoutube では何度も見ていたがやはりこうやって生で見ると迫力がすごい。ハレの舞台では誰もがおしゃれをして踊って楽しむ。これこそがアフリカ流。
いつのまにかダラマンさんとたくみさんも加わって延々と宴は続いた。容ちゃんと梅ちゃんもジェンベをたたいたし、実は僕も少しだけダンスに加わった。アフリカで初日から結婚式で洗礼を受けたわけだ。

お昼は野菜や牛肉の入った煮込みごはんをいただいた。みんなで大きなボールに入れられたごはんを素手で食べるのははじめて体験だ。道ばたの日陰に輪になってみんなと談笑しながらのランチは楽しかった。まわりは子供達が走り回っている。

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容くんはマリに来る前にギニアに滞在していた。「マリはギニアと違ってとても人々がおとなしい」と言っていた。あとでたくみさんにその話をすると、マリは西アフリカでも内陸にあるため、海岸に面したセネガルやギニアの国々に比べると内向的でおとなしい人が多いそうだ。なるほど子供達もとてもひとなっこいけれど、僕たち外国人にいきなりものを売りつけたりはしない。むしろガムをくれたりする。
ますますマリの人たちが好きになった。
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by danpeo | 2011-10-11 23:05

バマコに到着したのはいいけれど

僕の乗ったスパンエアがバマコ空港に着いたのは、夜中の一時。
着陸時に街の灯りが見えたが、さすがに深夜のせいか暗いなぁという印象を受けた。
バルセロナを出発する際、予定よりも1時間以上遅れて出発したためだ。到着後すぐに入国カードに必要事項を記入し、パスポートコントロールを無事通過してバッグを受け取り外にでたときにはすでに午前2時を回っていた。僕の師匠のダラマンさんが空港に迎えに来てくれている可能性は限りなく小さかった。

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フランクフルトの空港にて

空港の外に師の姿を探すものの、見つけることはできず。
さてどうしたものか。とため息をついている間もなく、たくさんの人がわらわらと近寄ってくる。これはまずいんじゃないといったん空港内に引き返し、ダラマンさんの携帯に連絡をとろうとするも電話機は見あたらない。しかたなくバゲージクレームの係員に携帯に連絡するにはどうしたらよいかを尋ねてみるが、プリペイド式の携帯電話を僕に貸してくれる人は見つからなかった。

しかたなく空港の外に出てできるだけ人の良さそうな人に携帯電話を貸してもらえないか頼むと、携帯でダラマンさんの電話番号に電話をしてくれた。しかし彼の携帯はプリペイドの料金が不足しているのかかからない。少し待ってくれと行ってその場を離れるとすかさず別の人が割り込んで電話してくれると言う。強引さに圧倒され断る間もなく彼はダラマンさんに電話してくれた。
電話でダラさんの声を聞くと少し安心した。ダラマンさんはどうやら僕が明日到着すると思っていたようだ。今からタクシーをつかまえて家まで来てくれと言われた。すると電話を貸してくれた彼がすかさずタクシードライバーを連れてきた。このへんはすごく連携が良い。どうやら仲間のようだ。タクシードライバーはダラさんに電話して場所を尋ねてくれた。とりあえずタクシーに乗ったが、電話を貸してくれた彼が僕はあなたを助けたのでお礼に20ユーロくれという。僕は10ユーロしか持ってないというとそれで納得してくれた。10ユーロは約1100円だから少し高いような気もするが、まぁ便宜をはかってくれたのだからしかたがない。

タクシーは空港から市内に向かう道路を猛烈なスピードで飛ばす。飛ばす。交差点で横切ろうとする車とあやうくぶつかりそうになりながらも夜のバマコを疾走してダラマンさんの家に向かう。僕はバマコの街を全く知らないので、車がどんどんと街の中心街から離れ未舗装の道に入っていくとさすがに心配になってきた。ほんとうに道はあっているのだろうか。時間もすでに3時に近い時間だし、心配だ。今度はダラさんからタクシードライバーの携帯に連絡が入った。もうかなり近くに来ているようだ。

すると突然ダラマンがバイクで現れた。どうやら心配して迎えに来てくれたようだった。しばらくダラさんのあとをついていってやっとセドゥーさんのゲストハウスにたどり着いた。

タクシー代ともう一人の人へのお礼はダラマンさんが立て替えてくれた。僕はマリの通貨であるセーファーフラン(CFA)を持っていなかったからだ。タクシーが15000CFA、もう一人の彼は一緒にタクシーに同乗して最後までついてきた。彼の電話は結局役に立たなかったのだが、僕を助けてくれたお礼として5000CFAを渡した。結局、タクシー代の他に1000円を支払うことになり高くついたが、無事ゲストハウスにたどり着くことができたのでもう気にせず部屋に入った。いち早くベッドで横になりたかった。
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by danpeo | 2011-10-10 23:02

はじめに

僕は旅行に行くと必ず日記をつける癖があって、何故かというと19歳の時にはじめてアメリカ〜メキシコを放浪した時に、旅行会社からもらった旅のダイアリーに日記を書いていたのが習慣となって、今でも一人で旅行に出かけるときは必ず日記をつけています。
その後、いろいろな国へ行きました。その時に楽しかったこと、面白い経験をしたことはいつまでも憶えているものですが、歳を取って例え旅の記憶がどんどん曖昧になって忘れてしまったとしても、後でその当時の日記を読み返してみて、ああこの頃の僕はこんなことをしていたんだって思い返すのもまた楽しいものです。

今回の旅ではノートのかわりにいつでもどこでもすぐメモれるデジタルメモ「ポメラ」が活躍しました。アフリカでポメラを出して僕がキーボードを打っていると、皆が不思議そうな顔をしてそれは何か、何をしているのかと聞いてきます。だからコミュニケーションのきっかけにもなるんです。

世界中いろいろな国と地域に旅行しましたが、まだアフリカへは行った事はありませんでした。僕にとってアフリカはいつかは行ってみたい憧れの大地だったのです。しかし、アフリカといっても広い。どこに行くかはひとそれぞれですね。サファリを体験したい人。世界遺産を見てみたい人。でも、僕の関心は西アフリカの音楽と踊りでした。

僕が選んだアフリカの地はマリ共和国。
何故かって言うと、僕のジェンベ(西アフリカの太鼓)の師であるダラマン・ジャバテさんの出身地だからです。
ダラマンさんは、マリから来日し今は日本に住んでいるミュジシャンで、最初お会いした時はカスンケドゥンドゥンという太鼓をとびきり大きな音で演奏するずいぶん怖そうな人だなぁって印象でしたが、2010年4月よりジェンベを教えてもらうことになり、そのワークショップに通っているうちにダラマンさんが主催するアフリカツアーがあることを知って、僕がアフリカへ行くチャンスがあるのはこの時しかないと思い決意したのです。

実を言うと、このツアーに決めたのは音楽やダンスのワークショップに参加することが大きな目的だったのですが、なかなか個人で行く事が難しいとされる西アフリカ(地球の歩き方で唯一ガイドブックが発行されていない地域)に行くには、一緒に太鼓を習っている仲間たちと一緒だったらどんなに心強いかという気持ちがあったからです。
ただ単に観光をするというだけではなく、アフリカに暮らしている人たちの日常に触れる事ができるのもこのツアーの大きな魅力でした。僕は、このツアーで同じダラマンさんのワークショップを受けているうめちゃん、ゆうすけくん、けんちゃん、くみちゃんにこれまた僕にジェンベの楽しさを教えてくれたタクミさん、アフリカンダンサーの日光さん(そして後から同じフィットネスクラブのクスイさんが加わりました)というほとんどが知り合いという環境でこのツアーに参加できたのは非常にラッキーというか楽しかったわけです。

というわけで、前置きはこのくらいにして今まで封印していた僕のバマコ日記をスタートすることにします。この日記が西アフリカの音楽やダンスに興味があるかたやこれから西アフリカへ行ってみたいという方にとって少しでも参考となれば幸いと思います。
まぁ、そんな堅いことは抜きにして単純に面白く読んでいただければ結構です。ただし、かなり個人的な日記ですので過度の期待はしないでください(笑)
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by danpeo | 2011-10-08 16:29


2011年2月5日から21日の17日間、今まで長い間働いたご褒美でもらえるリフレッシュ休暇(2週間)を目一杯使って、憧れのアフリカへ行ってきました。これからこのブログでご紹介するのはその滞在日記です。


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